国道119号線、上今市駅から野口までの区間に国道に沿って、約3.5キロにわたる杉並木歩道があります。
遊歩道は杉の生長を妨げないよう舗装はせず、土がむき出し(昔はどこも当たり前の光景でしたが)のままの状態で整備され、一昔前の道を歩いているかのように時を忘れます。
杉は大きいのになると高さが40メートルにも達し、幹の周囲は7メートル以上という巨大さ。これらが推定2500本はあるといわれています。

徳川家に仕えた松平正綱が、家康が眠る東照宮に寄進するために20年かけて植樹したとされるから、最初に植えた杉がまだ健在であれば樹齢は400年近くになるはず。いまでは花粉症の元凶のような存在の杉ですが、一度でも歩いてみると家康の偉大さが伝わってくるようです。

歩く起点はマイカーでも電車でも東武鉄道の上今市駅(かみいまいちえき)がいいでしょう。駅が杉並木の始まりになるし駐車場もあります。駅を出たら南へ少し歩くと信号(歩道橋)があり、手前が杉並木歩道、その先が国道119号です。グーグルマップ上の黄色い道が国道で国道に沿ってある白く細い道が杉並木歩道です。
この杉並木を右、方角でいえば西に歩いて行くのですが、杉の葉に遮られて夏でも日が差さない歩道は涼しく、とても快適です。景色はほとんど変わらないのでどこまで行ったらいいのやらと心配になりますが、そのままどこまでも歩いていき国道と交わるところが遊歩道の終点。
その手前右側に、旧農家を移築した「報徳庵」という手打ち蕎麦屋があります。マスコミに取り上げられたり口コミで広がったおかげで平日でも大混雑するほどの知名度です。
この報徳庵を折り返し点にして上今市駅へ戻るのがいいでしょう。
なお、この遊歩道にさらに並行して杉並木公園(水車公園)があり、この中も歩くのに適しているので往復、違う道を歩けます。